クズ教師に係る福岡高裁判決
- 2007.07.13 Friday
- 12:05
判例検索システムには、地裁や高裁判決は一部しかアップされないようです。
全部アップしていたらキリがない、ということかもしれませんが、全判決をアップしないで何が「判例検索システム」かと言えます。
判例・判決をアップして高額の利用料や接続料を収入源にし、はたまた高額のDVDを販売している民間企業があります。
まさかとは思うけど、
そういう企業に遠慮して「判例検索システム」にすべての判決をのっけてない、ということはないですよね、
日本国憲法で規定されている「裁判所」さん!?
因みに、
同検索システムの判例 各判例集についてには、以下のようなコメントが付されています。
「最高裁判所判例集は,最近の主な最高裁判所の判例や,最高裁判所民事判例集及び最高裁判所刑事判例集に登載された判例が掲載されています。」
「高等裁判所判例集は,高等裁判所民事判例集,高等裁判所刑事判例集に登載された判例が掲載されています。」
「下級裁判所判例集は,平成14年3月以降,各地の下級裁判所のウェブサイトの「主要判決速報」のコーナーに掲載して紹介されていた裁判例を掲載しています。また,平成15年4月15日以降に掲載した判決から,利用者の利便性を考慮し,必要な範囲で判示事項の要旨を掲載しています。」
「行政事件裁判例集は,下級裁判所における行政事件のうち,行政事件裁判例集(平成9年まで刊行)に掲載された昭和44年から平成9年までの裁判例と,平成10年以降の主な裁判例が掲載されています。」
「労働事件裁判例集は,労働事件のうち,最高裁判所民事判例集や労働関係民事裁判例集(平成9年まで刊行)に掲載された昭和44年から平成9年までの主な裁判例と,平成10年以降の主な裁判例が掲載されています。」
「知的財産裁判例集は,知的財産権民事・行政事件のうち,最高裁判所民事判例集に登載された裁判例と,昭和44年以降の主な裁判例が掲載されています。」
民間企業が構築しているデータベースを、三権分立の一雄である「裁判所」が構築できない、なんてことはないはずですが、どうなんでしょう?
判例・判決が国民の財産である以上、
そのすべてをネット上で公開することは「国民主権」を真に実現するために必要である、
と私は考えるんですがね。
なお、件の福岡高裁判決はアップされていませんでした。
ただ、ブログ「教諭の不祥事を集めたブログ」の2006年11月25日の記事にそれと思われるものがありました。
その記事によると、
「11月福岡高裁は「処分は厳しすぎる」としてこれを取り消す判決を言い渡し」
「この判決に対し県教委は「控訴審判決は、地方公務員法に規定する懲戒権者の裁量権に関する最高裁判例に抵触する」として22日、最高裁に上告する手続きをとった」ということです。
ところが、今回、最高裁は
「地方公務員法に規定する懲戒権者の裁量権に関する最高裁判例」に抵触しないとしたわけですね、たぶん。
実に興味深い!
判例のアップが待たれます。
全部アップしていたらキリがない、ということかもしれませんが、全判決をアップしないで何が「判例検索システム」かと言えます。
判例・判決をアップして高額の利用料や接続料を収入源にし、はたまた高額のDVDを販売している民間企業があります。
まさかとは思うけど、
そういう企業に遠慮して「判例検索システム」にすべての判決をのっけてない、ということはないですよね、
日本国憲法で規定されている「裁判所」さん!?
因みに、
同検索システムの判例 各判例集についてには、以下のようなコメントが付されています。
「最高裁判所判例集は,最近の主な最高裁判所の判例や,最高裁判所民事判例集及び最高裁判所刑事判例集に登載された判例が掲載されています。」
「高等裁判所判例集は,高等裁判所民事判例集,高等裁判所刑事判例集に登載された判例が掲載されています。」
「下級裁判所判例集は,平成14年3月以降,各地の下級裁判所のウェブサイトの「主要判決速報」のコーナーに掲載して紹介されていた裁判例を掲載しています。また,平成15年4月15日以降に掲載した判決から,利用者の利便性を考慮し,必要な範囲で判示事項の要旨を掲載しています。」
「行政事件裁判例集は,下級裁判所における行政事件のうち,行政事件裁判例集(平成9年まで刊行)に掲載された昭和44年から平成9年までの裁判例と,平成10年以降の主な裁判例が掲載されています。」
「労働事件裁判例集は,労働事件のうち,最高裁判所民事判例集や労働関係民事裁判例集(平成9年まで刊行)に掲載された昭和44年から平成9年までの主な裁判例と,平成10年以降の主な裁判例が掲載されています。」
「知的財産裁判例集は,知的財産権民事・行政事件のうち,最高裁判所民事判例集に登載された裁判例と,昭和44年以降の主な裁判例が掲載されています。」
民間企業が構築しているデータベースを、三権分立の一雄である「裁判所」が構築できない、なんてことはないはずですが、どうなんでしょう?
判例・判決が国民の財産である以上、
そのすべてをネット上で公開することは「国民主権」を真に実現するために必要である、
と私は考えるんですがね。
なお、件の福岡高裁判決はアップされていませんでした。
ただ、ブログ「教諭の不祥事を集めたブログ」の2006年11月25日の記事にそれと思われるものがありました。
その記事によると、
「11月福岡高裁は「処分は厳しすぎる」としてこれを取り消す判決を言い渡し」
「この判決に対し県教委は「控訴審判決は、地方公務員法に規定する懲戒権者の裁量権に関する最高裁判例に抵触する」として22日、最高裁に上告する手続きをとった」ということです。
ところが、今回、最高裁は
「地方公務員法に規定する懲戒権者の裁量権に関する最高裁判例」に抵触しないとしたわけですね、たぶん。
実に興味深い!
判例のアップが待たれます。