租税訴訟学会九州支部研修会、終了。

  • 2009.07.20 Monday
  • 13:24
18日の第1回研修会に行ってきた。

13時半から17時半まで司会を務めた。
私が司会なんて、
いかに会員数が少ないか、よ〜く現われている(笑)

全国では1千数百人の会員数を誇っているのに、
なぜか九州では極端に少ない。

今回の鹿児島での研修に当たっては、
この4月から熊本学園大学大学院において教授に就任された木山税理士に、
鹿児島県連会員へのFAXの案内等、ご尽力いただいたようであるが、
県連会員税理士の参加者はごくごく僅かであった。

因みに鹿児島県連の会員数は、
南九州税理士会サイトによると、
現在466名で、そのうち鹿児島支部は307名だそうである。

10%とどころか数%しかこのような会に興味を示さないとは、
同じ税理士として恥ずかしい限りである。
内容的には、地域別研修会などよりもはるかにマシなんだが。

ところで、会の終わりで運営について激論が交わされた。
論ずることは大いに結構なことだが、
支部会員ではない県連所属の税理士の面前でこれでは、これまた恥ずかしいことであった。
自己の主張の論理矛盾に気づかれて無い点には痛々しささえ覚えた。

司会でよかったのかもしれない。
司会は粛々と進行を進めるだけである。

まあ、司会そっちのけで議論が交わされたのには、
内心、
こらこら、肝付町議レヴェルか!!
と思いもしたが。

司会でなかったら、思わず机を蹴り上げていたと思う。

ガキじゃあるまいし、
テメェラいい加減にしろ!


とね。
まあ、私もガキじゃなくって大のオトナだからそんなことはしないけど。

九州支部が設立されて1年足らず、
これも産みの苦しみなのかもしれない。

しかしだ、
嫌々ながら入ってる税理士会とは違って、こちらは望んで入会した会だ。
名誉欲か、くだらんプライドかは知らんが、
そういう感情を会に持ち込まれるのは迷惑千万!
今後は少々地を出すことにしようと思う。

学会は何も名誉やプライドを維持するために設立されたのではない。
学ぶために設立されたのである。

勘違い野郎の存在は税理士会だけで十分である。




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研修会ラッシュ!!

  • 2009.07.01 Wednesday
  • 16:59
この時期は、学会の総会とか研修で大忙しである。

「法と経済学会」と「租税訴訟学会」に所属しているのだが、

7/3は、
法と経済学勉強会
・日時 2009年7月3日(金)18:15〜19:45
・場所 政策研究大学院大学・5階講義室L
 〒106-8677 港区六本木7−22−1
・講師 森田 果 氏(東北大学大学院法学研究科准教授)

7/4,5は、
法と経済学会全国大会
・日時:7月4日(土)〜5日(日)
    (開始時間 4日:12:00〜 5日:9:00〜)
・場所:熊本大学 五高記念館
      (〒860-8555 熊本市黒髪2-39-1)
プログラム:
・1日目(7月4日(土))
  12:00-  受付開始
  12:45-14:15
    セッション-A:研究論文報告(2本)
    セッション-B:研究論文報告(2本)
  14:30-16:00
    セッション-A:研究論文報告(2本)
    セッション-B:研究論文報告(2本)
  16:10-17:50
   パネルディスカッション
   『「法と経済学」教育をめぐって』
    コーディネーター
     松村 良之(千葉大学)
    パネリスト
     福井 秀夫(政策研究大学院大学)
     松村 敏弘(東京大学)
     調 整 中(九州大学)
  18:00- 懇親会

・2日目(7月5日(日))
  9:00-  受付開始
  10:00-11:30 研究論文報告
    セッション-A:研究論文報告(2本)
    セッション-B:研究論文報告(2本)
  12:30-13:00 通常総会
  13:10-14:40 研究論文報告
    セッション-A:研究論文報告(2本)
    セッション-B:研究論文報告(2本)
  14:50-15:00
    開催校 挨拶
     谷口 功(熊本大学学長)
  15:00-16:00
    特別講演
    『ADRは愛(A)で(D)ある(R)』 
     上原 裕之(熊本家庭裁判所所長・判事)

7/11は、
租税訴訟学会中四国支部平成21年夏期研修会
・日時:7月11日(土) 
・研修会 13:30〜18:00  
・懇親会 18:30〜20:30
・テーマ及び講師:
  第一部 調査に役立つ税務判決の重要性
      講師 税理士 朝倉洋子 (理事) 
  第二部 納税者の申告是認権−更正の請求と外国税額控除−
      講師 弁護士・税理士 山本洋一郎 (理事) 
  第三部 平成22年の改正点の話題と法解釈の背景
      講師 税理士 山本守之 (副会長)
・場所:[研修会場]香川大学法学部 高松市幸町2−1
   [懇親会場]HOTELニューフロンティア 

7/18は、
租税訴訟学会九州支部第1回研修会
・日時:7月18日(土)
    研修会;13:30(13:00開場)〜17:45(終了予定)
    懇親会;18:00〜20:00
・場所:城山観光ホテル サファイヤホール飛鳥
    〒890-8586 鹿児島市新照院町41-1 099-224-2221
    懇親会場 城山観光ホテル・ガレリア
・講師:朝倉洋子税理士  (本部理事、研修提言部会)
    山本洋一郎弁護士(本部理事、九州支部副支部長)
    弓削忠史教授   (本部理事、九州支部副支部長)
    上村 昇税理士  (九州支部長常務幹事)
・演題:朝倉洋子税理士
    「調査に役立つ判決・裁決の重要性〜今、注目の最新情報〜」
    山本洋一郎弁護士
    「第二次納税義務告知処分の取消裁決」
    弓削忠史教授
    「法の支配に基づく重加算税の一考察」
    上村 昇税理士
    「租税訴訟学会九州支部の役割」 
・会費:研修会費 会員1,000円 非会員2,000円
    懇親会費 8,000円

朝倉先生と山本先生は大変でいらっしゃる!

租税訴訟学会各支部研修会は学会員でなくても参加できるし、場合によっては単位税理士会の認定研修になっている。
参加費も安い。
よろしければご参加いただければと思う。

7/4,5の法と経済学会全国大会、会場が熊本大学と近いし、面白そうなので最後まで迷っていたが、今朝ほど委任状を送付した。
7月は少々忙しいからである。

後は任せたよ!

と残して気軽に出かけるまであとどれぐらいかかることやら・・・




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租税訴訟学会九州支部第1回研修会のご案内(決定版)

  • 2009.06.26 Friday
  • 19:30
演題、時間等の詳細がようやく決定した。
いい加減、「しつこい!」と非難されるかもしれないが、再掲させていただきたい。

租税訴訟学会九州支部第1回研修会のご案内

日時: 7月18日(土)
    研修会;13:30(13:00開場)〜17:45(終了予定)
    懇親会;18:00〜20:00
場所: 城山観光ホテル サファイヤホール飛鳥
    〒890-8586 鹿児島市新照院町41-1 099-224-2221
    懇親会場 城山観光ホテル・ガレリア
講師: 朝倉洋子税理士  (本部理事、研修提言部会)
    山本洋一郎弁護士(本部理事、九州支部副支部長)
    弓削忠史教授   (本部理事、九州支部副支部長)
    上村 昇税理士  (九州支部長常務幹事)
演題: 朝倉洋子税理士 ;
      「調査に役立つ判決・裁決の重要性〜今、注目の最新情報〜」
    山本洋一郎弁護士;「第二次納税義務告知処分の取消裁決」
    弓削忠史教授   ;「法の支配に基づく重加算税の一考察」
    上村 昇税理士  ;「租税訴訟学会九州支部の役割」 
会費: 研修会費 会員1,000円 非会員2,000円
    懇親会費 8,000円
備考: 城山観光ホテルにつきましては、宿泊手配も可能ですので、
    ご遠慮なく申し付けください。


懇親会費がチト高いような気がするが、
なんせ鹿児島一のホテルだから仕方がないだろう。

でも、
私は懇親会には参加できない、多分。
同じ日の全く同じ時間帯に、研修会場からタクシーで20分ぐらいのところにあるホテルで、
同窓会(鹿児島県支部総会・懇親会)が開催されるからである。

院修了後11年目にして初めて案内状が舞い込んだのである。

ポイントは、
なぜ今頃になって案内が来たのか?
という1点に絞られる。

想像するに、数ヶ月前にお会いした人物の紹介じゃないかと思う。
そのとき聞いたところによると、
総会参加者は学部卒で占められているようなことであった。

たまたま出身大学の話になって、
「そこの院を出ました」
と言い、あれこれ話したところなぜか気に入られたような雰囲気であった。

「年に2回(?)同窓会があるから今度は呼ぶから!」
ということであったが、
帰りの車中からも念押しの電話が2回ほどあった。

まあ、それぐらいなら、
この私のこと、平然と断れないこともないのだが、
今回はそういうわけにはいかない。

なぜ?

って?
まあ、世の中にはいろいろあるということで。

租税訴訟学会の方は、
2次会に参加させていただくつもりだが、
それすらも出席が危ぶまれる、かもしれない。
困ったもんだ。

東京からお見えの、
データベースの女王
こと、
朝倉洋子先生とは是非ともお話しさせていただきたかったのだが。
なお、
昨年12月には東京での研修でお会いしている。

TAINSは朝倉先生が構築されたと言っても過言ではないと思っている。




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租税訴訟の概要(H20年度)

  • 2009.06.25 Thursday
  • 14:23
数日前、国税庁サイトに、
平成20年度における不服申立て及び訴訟の概要」がアップされた。

本題にいる前に、
フツーの方のために用語の解説を、
と思ったら、
国税庁サイトの一番下に説明が付されていたので引用したい。
なお、色文字は、わかりやすいよう当方で加工したものである。

 国税に関する法律に基づく処分についての納税者の救済制度には、処分庁に対する異議申立て及び国税不服審判所長に対する審査請求という行政上の救済制度(不服申立制度)と、裁判所に対して訴訟を提起して処分の是正を求める司法上の救済制度があります。不服申立事務の遂行に当たっては、納税者の権利救済及び行政の適正な運営の確保という制度の趣旨を踏まえた適切な運営を心掛けており、また、訴訟事務の遂行に当たっても、法令に基づき適切な事務の遂行に努めているところです。
なお、処分庁とは行政法上の用語で、ここでは国税局、税務署を意味する。

国税局や税務署、県税事務所や市町村の税務担当課を一般的に課税庁(税務行政庁)と呼んでいるが、これは国税、地方税にかかわらず税金を賦課徴収する組織を意味する。

(以上、修正箇所)

1.異議申立て
・発生件数;5,359件(対前年度比+14.3%
 その内、次の諸税が増加している
  所得税;114.9%
  法人税;119.0%
  消費税;133.4%
・処理件数;5,313件
 そのうち、納税者の主張が一部でも認められて件数は、
  一部取消;400件
  全部取消;68件
           の合計468件(8.8%)となっている。   
 なお、19年度は4,956件のうち、
  一部取消;476件
  全部取消;79件
           の合計555件(11.2%)であった。
すなわち、数値に意味があるか否かは別にして、11.2%から8.8%に減少している。

2.審査請求
・発生件数;2,835件(対前年度比+2.9%
 その内、次の諸税が増加している
  所得税;115.5%
  消費税;111.8%
・処理件数;2,814件
 そのうち、納税者の主張が一部でも認められて件数は、
  一部取消;256件
  全部取消;159件
           の合計418件(14.8%)となっている。  
 なお、19年度は2,145件のうち、
  一部取消;212件
  全部取消;92件
           の合計304件(12.7%)であった。
すなわち、数値に意味があるか否かは別にして、12.7%から14.8%に増加している。

3.訴訟
・発生件数;355件(対前年度比+2.9%
 その内、次の諸税が増加している
  所得税;107.3%
  その他;169.2%
・終結件数;356件
 そのうち、納税者の主張が一部でも認められて件数は、
  一部敗訴(納税者一部勝訴);12件(3.4%)
  全部敗訴(納税者全部勝訴);26件(7.3%)
           の合計38件(10.7%)となっている。  
 なお、19年度は355件のうち、
  一部敗訴(納税者一部勝訴);25件(6.4%)
  全部敗訴(納税者全部勝訴);30件(7.8%)
           の合計55件(14.2%)であった。
すなわち、数値に意味があるか否かは別にして、14.2%から10.7%に減少している。
例の、平成16年税制改正を巡る一連の裁判の中で、上級審で争うことを断念した事件もこの中に含まれているわけになる。

納税者にとっては、
喜ばしい傾向でないことは言うまでもない。

なお、近いうちに、
東京税理士会と同会所属の会員税理士との訴訟に関してご紹介したいと思っている。

税理士会が会員税理士にケンカを売ってどうするんだ!!
という、
非常に参考になる事案である。




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租税訴訟学会九州支部第1回研修会のご案内(再)

  • 2009.06.23 Tuesday
  • 10:50
ようやく梅雨らしい雨になった。
まあ、降れば降ったで、そのうちに嫌気が差すに決まっているが。
それに、ロードバイク(自転車)で出かけられない!

さて、
租税訴訟学会九州支部研修会、
講師等に変更があったので再掲させていただく。

九州支部第1回研修会のご案内

日時: 7月18日(土) 13:30〜
場所: 城山観光ホテル サファイヤホール飛鳥
    〒890-8586 鹿児島市新照院町41-1 099-224-2221
    懇親会場 城山観光ホテル・ガレリア
講師: 朝倉洋子税理士  (本部理事)
    山本洋一郎弁護士 (本部理事、九州支部副支部長)
    弓削忠史教授   (本部理事、九州支部副支部長)
    上村 昇税理士  (九州支部長常務幹事)
演題: 朝倉洋子税理士 ;未定
    山本洋一郎弁護士;未定
    弓削忠史教授  ;「法の支配に基づく重加算税の一考察」
    上村 昇税理士 ;「九州支部の役割に関して(仮題)」 
会費: 未定
備考:本研修は、
    北部九州税理士会並びに南九州税理士会の認定研修の申請予定です。
    城山観光ホテルにつきましては、宿泊手配も可能ですので、
    ご遠慮なく申し付けください。

ところで、
サファイヤホール飛鳥、

収容人数は、会議の場合、200名となっている。
ちょっと向こう見ずな設定じゃないんだろうか?
精々その10%も参加すれば、

よく集まった!

というレヴェルではないかと踏んでいるのだが。

まあ、多くて40名といったところではないだろうか?
こういう研修に参加するほど勉強熱心ではないと思うのだが。

と、ここで、

ふざけるな!!

と怒り心頭に達した方は、どうぞご参加下さい。
お待ちいたしております。
実はそういう同業者とおともだちになりたいのである!

ヘタな税理士会主催の研修よりアタマがヒートすること、
請け合いである。




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租税訴訟学会九州支部研修会

  • 2009.06.05 Friday
  • 22:05
の開催がいよいよ本決まりとなった。

栄えある(?)第1回目の研修会は、
鹿児島での開催である。

別に私が無理強いしたわけではない、念のため。
もしかすると、支部長(長崎県)のご好意かもしれないが。
ま、そんなことはないか(笑)

細かい時間はまだ未定だが、現在のところ以下のようになっている。

1.日時 平成21年7月18日(土)午後1時半
2.演題 「未定」
3.講師 山本洋一郎弁護士(本部理事・九州支部副支部長)
      弓削忠史教授  (本部理事・九州支部副支部長)
      篠原美津子税理士(九州支部会計常務幹事)

      南九州税理士会所属税理士(未定)
4.場所 研修会場
      城山観光ホテル サファイアホール飛鳥
    (〒890-8586 鹿児島市新照院町41-1 TEL:099-224-2221)
      懇親会場
      城山観光ホテル「ガレリア」
5.会費 研修会費・懇親会費ともに未定
6.備考 本研修は、北部九州税理士会並びに南九州税理士会の認定研修
      の申請予定です。

      城山観光ホテルにおきましては、宿泊手配も可能ですので、
      ご遠慮なく申しつけください。

このブログをご覧の方で、
参加してみたいな ラブ
と思われた方は遠慮なくコメント欄にでも書き込んでください!

講師の欄をご覧頂きたい。
「先生」ではなくて「弁護士」とか「税理士」になっている。
どなたが作成したのか知らないが、好感が持てる。

うちの支部の例会や総会時の資料を見ると、
内部資料にもかかわらず、名前の後に「先生」と付けられている。
恥ずかしい限りである。
脱会できることならそうしたいところだ。
でも、強制入会制度だからね...

あと、講師欄に「南九州税理士会所属税理士(未定)」とあるが、私にも声がかかったので、
「とてもじゃないけど無理です。このところ興味を失っていて勉強してません」
とお断りした。

浅学菲才の不肖クボタよりも、
今回、
熊本にある会計専門職大学院の教授に就任された、鹿児島県連所属のある方(税理士)が最適ではないかと申し上げていたのだが、
今回は辞退されたそうである。
学部と院で教えられるということなので、おそらく準備でご多忙なんだと思う。

まあ、鹿児島県連からこういう方が輩出されたということは、渋々ながらも県連に所属しているけれども、
誠に以って「ご同慶の至り」といえる。
個人的にも知っている方だしね。
(以前、租税訴訟研究会とかいう会の例会に一度だけ参加させていただいたことがある)

私もまた、

ちょっとやってみようかな。

と思った次第である。


参加者募集中です。
よろしくお願いいたします。





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租税訴訟学会九州支部

  • 2009.05.26 Tuesday
  • 09:24
の例会が、
7月に鹿児島で開催されることになった。

租税訴訟が3度の飯よりも好きな
(そんなことないか!)
本部の重鎮も来鹿されるようである。

(租税訴訟;課税庁(国税局や税務署)の判断にイチャモンをつけること)

支部長より、

発表しろ!ハート

と命令メールが来た。

すかさず、

ムリです!失恋

と返メールした(笑)。

このところ気が抜けた状態だからである。
「腑抜けの体たらく」
は言い過ぎだけど、まあ、そんな感じだ。

気力が充実していたら、
ひとつ、芦辺理論を基に、
「憲法訴訟理論に基づく租税訴訟の射程」
とかなんとかブチ上げたんだけどね。

ま、たまには、こんなこともあるってことで、
よろしく!
ということになった。

機械と一緒で、
人間いつもいつも張り切ってると、
ガタが来ることの見本のようだ。

てな訳で、また。




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遡及適用をめぐる福岡・東京高裁判決

  • 2009.01.22 Thursday
  • 14:28
以前ご紹介した、
平成16年税制改正における損益通算廃止に係る福岡高裁及び東京高裁判決の判決文を入手することが出来た。

と言っても、
昨日届いた「TAINS東京ユーザー会」メールによって知り、早速TAINSで検索しただけのことであるが。
(朝倉先生、多謝!!)

・福岡地裁判決(20年1月29日、納税者勝訴)
  →福岡高裁で10月21日、逆転敗訴が確定。

何度も指摘したように、弁護士をつけない本人訴訟であったが、納税者が上告を断念したため判決が確定した。

・千葉地裁判決(20年5月16日、納税者敗訴)
  →東京高裁でも昨年11月20日、敗訴。

この事案も地裁、高裁、いずれも本人訴訟であったが、今回、訴訟代理人が決定し、最高裁への上告が決まったそうである。
いよいよ最高裁で争われることになった。
行方が注目される。

・東京地裁判決(20年2月14日、納税者敗訴)
  →現在、東京高裁で係属中

ところで、
「税大ジャーナル」9号(H20.10)に、佐藤謙一前税務大学校研究部教授の論文が掲載されている。

租税法規における遡及立法の問題−福岡地裁平成20年1月29日判決・東京地裁平成20年2月14日判決を素材にして−

まあ、税大研究部前教授の論文だからといって、即「課税庁」の考えと一致する訳ではないのだが、
参考程度に読んでおいても困らないと思う。

よろしければどうぞ。



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租税訴訟学会第23回研究会

  • 2008.12.04 Thursday
  • 16:31
のテーマは、「申告納税制度に基づく重加算税のあり方」、
講師は、弓削忠志九州共立大学教授であり、
実質1時間20分程度が講演、30分程度が質疑応答に充てられた。

重加算税といえば一般に、雑な言い方をすると
その法的性格、すなわち、「行政罰」と「刑事罰」との併科に係る「二重処罰(憲39条後段)」性、及び
課税要件としての「隠蔽又は仮装」の意義が問題となる。

弓削教授は以上の2点を中心に、諸学説、諸判例を材料として、あくまでも、根本規範たる憲法の視角から切り込まれたのであるが、
まあ、通常の税理士であれば、途中で逃げ出したくなるような内容であった。
(私も、めずらしく頭をフル回転しなければならなかった)

10月に開催された「日税連公開研究会討論会」において、
九州北部税理士会有志が発表した「租税行政庁の権限行使における裁量」でも、その最後に「重加算税」が取上げられていたが、

両者を読み比べると、研究者と税理士の、「探求力」、フツーで言えば「突っ込み力」の差異が明白に感じられて面白い。
まあ、「じゃあ、お前が書け!」と言われても書けないけどね(笑)。

報告後に弁護士先生から(私から見ると)シビアな質問がなされていたが、ああいう光景を目にすると、とてもじゃないけど、自分で発表などしたいとは到底思えない。

土下座して頼まれても嫌である!
やはり、私の場合、「攻撃」こそが本領を発揮できる、と思う。

弓削教授の場合、金子御大やその他の研究者の論に対しても、何らの遠慮が無い。
聴いているほうは実に気持ちがいい。(笑)

以前、弓削教授に、
「窪田さんは○○教授のことをどう思いますか?」
と尋ねられたことがあった。

○○教授は九州内にある大学の教員なんだが、

「私は○○教授の論文は読んだことがありません。院生時代には結構勉強した口ですけどね。
 ただ、南九州税理士会の研修会で一度講義を聞いたことがあります。その限りにおいて判断しろということであれば、「大したことはない」と思います。」
と返したところ大いに受けた。

弓削教授、今回も、○○教授の論文「キッチリ」批判されていた。

実のところ、弓削教授のことも存じ上げていなかったのであるが(先生、申し訳ありません)、
自分の勉強不足を思い知らされた次第である。

ところで、以前このブログで、「疑わしきは納税者の利益に」という命題をご紹介したことがあった。
弓削教授は都合40ページのレジュメの最後の方で、7頁にわたって「不確定概念に関する基本的な問題点について」として論じられていた。

以上、大いに参考になった次第である。
時間とカネをかけて上京した甲斐があったというものである。

税理士会の研修ではこういう訳にはいかないのである。





研修といえば、今回の研究会は千駄ヶ谷の「税理士会館」で開催されたのであるが、
片隅に置かれてあった「東京税理士会」の「会員研修会資料」を見て驚いた。

なんと年間20回も開催されている!

羨ましい限りである。
それに比べて南九州税理士会は...

遡及適用、「福岡高裁判決」合憲確定!

  • 2008.11.07 Friday
  • 13:42
残念ながら上告を断念された由です。

これにて、福岡事件については、最高裁で争われることがなくなりました。
残念です。

「本人訴訟」の限界でしょうか。

ところで、東京地裁(合憲判断)に係る「控訴審弁論期日」は11/12、また、千葉地裁(合憲判断)に係る「控訴審言渡し」は11/20の予定だそうです。
どうなることやら?

高裁で「合憲」となっても、なんとしても上告して最高裁でケジメを着けていただきたいものです。



あんな、世間知らずの裁判官の屁理屈が通るようでは、この国の租税行政に未来はありません。

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ジェフリー・L. ハリソン, Jeffrey L. Harrison, 上田 純子

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